「表現の自由」の境界線

公開日: : テーマ解説

Je_suis_Charlie-24
by Valentina Calà

新聞、テレビ、インターネット…メディアというものは、強い力を持っています。
あなたの持っている意見をすぐに変えることは難しいかもしれません。
しかし、何をどう伝え、何を伝えないか、を決めることで、私たちに大きな影響を与えているのです。

この根底にあるのが「表現の自由」です。

「表現の自由」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
この「表現の自由」は民主主義に必要不可欠であると同時に、非常に難しい問題をはらんでいるのです。

今回は、「表現の自由」についてのお話です。

あなたは、何を言ってもいいのだ

「表現の自由」は、端的に言えば、あなたの主義主張や思想をどのように表現してもいいということです。
たとえ、多くの人が違うと思っていることも正しいといっていいわけです。

これは重要なことです。

例えば、戦前の日本は自由に発言することができませんでした。
政府の方針を批判したりすれば、逮捕されてしまったのです。
誰も政府を批判できなくなり、暴走を強めてしまいました。

他人を傷つけること、自由を追求すること

しかし、いくら何を言ってもいいからといっても、限度があります。
あることないことを言って、他人を傷つけたりするようなことは認められないでしょう。
性的なものにも制限がかかるべきです。

ただ、その線引きが難しい場合もあります。

例えば、フランス紙のシャルリー・エブドはイスラム教の神を侮辱するような風刺記事を書きました。
イスラム教では神を絵にすることすら許されていないのに、イスラムの神を絵に描き、おちょくるような絵を掲載したのです。
特定の宗教を侮辱するようなことは許されない、と思うかもしれません。
しかし、一方で、フランスでは神を盾に聖職者が民衆を虐げていた歴史があるのです。
神をユーモアで示すことで、別の見方を提供するという考え方もできます。

ある人が侮辱だと感じることが、ある人にとっての社会正義であったりするわけです。

ここに「表現の自由」の難しさがあるのです。

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