マララさん、ノーベル平和賞受賞

公開日: : アジア

Malala Yousafzai
by Southbank Centre

2014年10月10日、パキスタンの17歳の少女、マララ・ユスフザイさんはノーベル平和賞を受賞しました。
パキスタンという国は日本であまり注目されません。
そんな国でマララさんは何をしたのでしょうか?

今回は、マララさんについてのお話です。

女性の行動が大きく制限されるイスラム社会

パキスタンという国は、インドとアフガニスタンの隣にあるアジアの国です。
イスラム教徒が多数を占めており、アフガニスタンでのイスラム過激派の影響から、国内に過激派が多数存在します。

イスラム教では、女性を劣った存在としています。
例えば、イスラム教の聖典であるコーランには、
「反抗的になりそうな心配のある女はよく諭し、(それでも駄目なら)寝床に追いやって(こらしめ、それも効かない場合は)打擲を加えるもよい。」(Wikipediaより)
などとあるように、現代の視点から見れば、女性差別としか思えないようなことが書いてあるのです。

そのため、コーランを純粋に遂行しようとするイスラム原理主義者は、大きく女性の行動を制限しているのです。

女性に教育を、と叫んだマララさん

マララさんが住んでいた、パキスタンの北部では女の子も学校に行けていました。
しかし、2007年、パキスタン・タリバン運動というイスラム原理主義の武装勢力が、彼女の住んでいる地域を支配するようになり、女の子は学校にいけなくなってしまいました。

そんな中、マララさんはイギリスの放送局BBCのブログで自身の置かれている現状、そして、女性に教育を受ける権利を、と叫んだのです。
このことが、世界的に注目されることとなりました。

そして、2009年、パキスタン軍がマララさんの住んでいる地域を奪還すると、パキスタン政府は「勇気ある少女」として大きく表彰しました。
しかし、結果として、パキスタン・タリバン運動は目の敵とするようになりました。
そして、2012年には銃撃を受けることになります。

生死の境目をさまよいながらも、奇跡的に生還した彼女は、ひるむことなく、さらに力強く、女性教育の必要性について主張しています。
このような経緯から、マララさんはノーベル平和賞を受賞することとなったのです。

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