地球温暖化の原因と影響、そして対策?

公開日: : テーマ解説 ,

Tuvalu - Funafuti - Dump
by Stefan Lins

私たちはこの難問を解くことができるのでしょうか?
地球温暖化の問題です。

冬が極端に寒かったり、夏が極端に暑かったり、なんだか天気がおかしくないな、と感じているのは私だけではないでしょう。
エコや環境に配慮したことを売りにした製品もでるなど、環境にたいする意識も近年高まっています。

しかし、地球温暖化の問題は複雑です。
合理的で正しい判断も、政治的に非合理になってしまうことがあるのです。
今回は簡単そうに見えて難しい地球温暖化についてのお話です。

地球温暖化の原因は人間の活動にある

地球は年々暖かくなっています。
寒くなっているという少数派の意見もありますが、科学的な主流派は「地球は温暖化している。」と見ています。

その主な原因は、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスと呼ばれるものです。
二酸化炭素は、石油や石炭といった化石燃料を燃やすことで生じます。
つまり、人間が車に乗ったり、エアコンを使ったり活動することで、地球の温暖化が進んでいるのです。

地球温暖化の影響は甚大

では、地球温暖化は実際にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

まず考えられるのが、陸上や山の氷が解けたり、水が膨張したりすることによって、海面が上昇することです。
実際に、ツバルという国では、水没して国がなくなるのではないか、と言われています。

また、地球温暖化は地球の気候を変化させると考えられています。
雨がまったく降らない地域を増やす一方、土砂降りの雨が続き洪水になるような地域が増えるなど、両極端になっていくと言われています。
こうなってくると、一部の地域では水を確保することが難しくなります。

さらに、農作物にも大きな影響がでます。
お米が収穫できなくなったりして、日本の食にも影響がでる可能性があるのです。

国際的な地球温暖化対策?

そんなに悪いことばかりなら、早く対策してしまえばいいじゃないか、と思うかもしれません。

そうです。実際に、国際的な取り組みもありました。
特に、1997年に京都で採択された京都議定書は、数値目標を伴う具体的なものでした。

地球温暖化は二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスが問題です。
そこで、京都議定書では先進国に温室効果ガスの削減目標を設定したのです。
2012年までに日本は1990年と比較して6%温室効果ガスを削減します、などと約束したのです。

しかし、ここで問題になったのは、温室効果ガスの削減目標を課されたのが、ほとんど経済の進んだ先進国だけだったのです。
というのも、温室効果ガスを増やす、化石燃料を燃やす、というのは経済成長そのものだからです。
私たちは化石燃料を燃やし、エネルギーを得ることで、富を得たのです。
ですから、まだ経済の進んでいない国々は、現状の問題は自国が化石燃料を使ったわけではないし、我が国も化石燃料を燃やして経済成長する権利がある、と主張したのです。

こういった発展途上国の国々の主張に対し反応したのがアメリカ合衆国です。
中国やインドといった二酸化炭素を多く排出している発展途上国が京都議定書で数値目標を負わないのならこの枠組みの意味がない。
として、アメリカは京都議定書から離脱してしまったのです。

こうして世界でも有数の二酸化炭素排出国アメリカが京都議定書という枠組みから抜けてしまったため、当初の想定よりも効果は薄くなってしまいました。
そして、京都議定書の定めた期限である2012年が過ぎた後、地球温暖化問題に対する国際的な枠組みはなくなってしまいました。

今も議論は続けられていますが、発展途上国、先進国間の対立をはじめ各国の思惑が交錯し、解決が困難な状況となってしまっています。

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