アノニマスVSメキシコ麻薬組織:メキシコ麻薬戦争について解説します

公開日: : 中南米

Mexico Flag / Bandera de Mexico
By Esparta

高い技術力を持つハッカー集団アノニマスとメキシコの麻薬組織の争いがありました。
メキシコの麻薬組織への抗議行動中にアノニマスのメンバーの一人がメキシコの麻薬組織の一つ「セタス」に誘拐されました。
これに対し、アノニマスはセタスに宣戦布告「解放しなければ、セタスと結びついた警察官、ジャーナリスト、タクシー運転手らを公表する。」という動画をYoutubeに流しました。結果として、捕らわれていたアノニマスのメンバーは解放されたようです。「組織関係者の名前を一件公表するごとに10人を殺す。」という脅迫つきで。
メキシコでは、麻薬組織の関係者でほぼ毎日のように人が殺されています。
1人、2人くらいの殺人はあたりまえで、10人以上にならないとメディアに出てこないとも言われています。今回は、この事件の背景にあるメキシコ麻薬戦争について解説していきます。

メキシコ麻薬戦争の起源

1960年代ごろからベトナム戦争(アメリカとベトナムの戦争)による精神ストレスなどから兵士を中心にアメリカで麻薬が使われ始めます。
1980年代にフェリクス・ガジャルドという人がバラバラだった薬物取引をまとめ、麻薬組織をつくります。
一つの組織で全ての麻薬取引を行っていると警察に取り締まられた時大変なので、ガジャルドは麻薬組織を複数に分割して支配していきました。
しかし、ガジャルドが捕まってしまい、分割していた麻薬組織が独立し始めます。
そして、かつては縄張りが決まっていた組織同士が自分たちの縄張りを広げようと戦い始めたのです。

AK-47 Assault Rifle
By brian.ch

メキシコ麻薬戦争の悲惨な現状

麻薬組織同士の争いが激しくなったので、メキシコ政府は軍隊を使って麻薬組織をつぶそうとしています。
しかし、麻薬組織は地元の警察や軍隊の一部を金で買収し、仲間に引き入れるなどしているため、中々つぶすことができません。
また、麻薬組織は組織を批判する者に対して容赦しません。今回問題になった麻薬組織の「セタス」は特にその傾向が強いです。
麻薬組織に対抗すべき警察もほとんど殺されました。麻薬組織に殺されることを恐れて、警察官のなり手がいなくなるほどです。
メディアの人間も麻薬組織を否定するような内容を書くと殺されます。このような異常な事態が、今もメキシコで続いています。

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