イタリアの首相も辞めるのか!?:ユーロ危機がまた起こった理由

公開日: : ヨーロッパ

Euro
ユーロ(By Images_of_Money)

ギリシャに続き、イタリアでも首相が辞めることになりそうです。
イタリアのベルルスコーニ首相は、国会で支持を得られなくなったためです。
ユーロ危機(ユーロ危機についてはこちら)は今年始まったことではなく、昨年始まっていました。
一旦は、欧州連合(EU:ヨーロッパの国々の連合体)と国際通貨基金(IMF:中央政府にお金を貸す国際組織)による支援によって終ったかに思えました。しかし、今またユーロ危機が叫ばれ始めています。なぜなのでしょうか。今回はこの点について解説していきます。

PIGS_RPIGSの位置

なんで、またユーロ危機がおこったの?

ヨーロッパには、国家財政がよくない国々があります。これらの国はそれぞれの頭文字をとって、少し馬鹿にした言い方で「PIGS(ピッグス:英語で豚の意味)」といいます。ポルトガル(Portugal)、イタリア(Italy)、ギリシャ(Greece)、スペイン(Spain)の四カ国です。 2010年のユーロ危機の時、PIGSの国々に対して、EUやIMFは「支援するからこれ以上国の財政が悪化しないように。」と言いました。具体的には、国に対してお金を使うなといったのです。国がお金を使うことと言ったら、例えば警察官などを始めとする公務員に対しての給料、あるいはお年寄りのための年金などがあります。
ギリシャでは、公務員が国民の約3割です。国から出ていくお金を減らそうと公務員の給料を下げる、あるいは公務員の数を減らすとお金を使う人がとても少なくなってしまいます。お金を使う人が少なくなると、物を売っているお店の収入が減り、さらにお金を使わなくなる、という悪い方向にいってしまいました。
もともと、EUやIMFは国がお金を使わなくなることで国の財政が良くなると考えていたのですが、国がお金を使わなくなったことでお金を使うひとが少なくなってしまいました。お金を使う人が少なくなると、国に入ってくるお金も少なくなるので国の財政はよくなりませんでした。
財政も良くならないし、収入が減ってしまったので国民の怒りは溜まっていきました。一番初めに爆発したのが、ギリシャで、今回爆発したのがイタリアです。初めに言ったように、ギリシャ・イタリア以外にもポルトガル・スペインといった国も財政が良くなく、構造もギリシャ・イタリアと似ているため、首相が変わるといったことが起こるかもしれません。

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