日本、ハーグ条約加盟への動き

公開日: : 日本と世界

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By angela7dreams

日本政府は、今国会中にハーグ条約への加盟を目指すようです。
ハーグ条約は先進国の多くは加盟しており、日本だけがいまだに加盟していないため、欧米諸国からの圧力がつよいです。
では、ハーグ条約とはどのような条約で、なぜ日本は加盟していないのでしょうか?

ハーグ条約ってなに?

ハーグ条約は、国際結婚に関する条約です。
例えば、日本人の花子さんとアメリカ人のジョニーさんがアメリカで結婚していたとします。始めはうまくいって、子供(太郎)もできました。
しかし、ジョニーさんとの仲がうまくいかなくなってしまいました。でも、花子さんは自分の子供、太郎と離れたくありません。ジョニーさんにとっても太郎は大事な息子です。
国内の結婚の場合は、日本の裁判所で親権(どちらが太郎を引き取るか)を決めればよいのですが、国際結婚の場合はそうもいきません。というのも、花子さんが太郎を連れて日本に帰ってしまうとジョニーさんは何もできないからです。(国が違うので、アメリカの裁判所などは何もできません。)
そうなってしまうと、ジョニーさんは可哀そうです。そこで、ハーグ条約という国と国との取り決めができました。ハーグ条約では、このように一方の親が子供を別の国に連れて行ってしまった時に元の居住国にいったん戻し、その国の裁判所で親権を争いましょうという取り決めです。先の例の場合は、もし日本がハーグ条約に加盟していれば、太郎を一旦アメリカに戻し、アメリカの裁判所で花子さんとジョニーさんは争うことになります。

なぜ、加盟していないのか?

以上のような説明を聞くと、なんで日本は加盟していないのか疑問に思うかもしれません。
花子さんが太郎を連れて日本に帰った場合は日本人にとっていいかもしれませんが、一方で三人が日本に住んでいて、ジョニーさんがアメリカに太郎を連れ去った場合、花子さんが太郎と会うことはかなり難しくなってしまいます。
加盟していない理由は、日本では国際結婚をするのは女性が多いということがあります。そして、夫のDV(家庭内暴力)が原因となって、日本に命からがら子供と逃げてきた、という女性も少なくありません。もしも、ハーグ条約に加盟してしまうと、このような場合でも子供を一旦夫のところへ戻さなくてはならなくなってしまうのです。
このような状況があるため、日本ではハーグ条約の加盟に反対する人も少なくありません。

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