イランの核開発問題:核兵器の政治力

公開日: : アジア

A-Bomb Dome
By Imahinasyon Photography

28日、核開発を続けるイランに対して、アメリカは制裁を課しました。 イランは、原油生産が盛んであり、原油によって食っているという状況です。 そのイランに対し、アメリカは石油を輸出できなくしようとしているのです。 なぜ、このようなことをしたのか、核兵器の政治力に注目しながら、解説していきます。

イランの核開発

イランのアフマディネジャド大統領は、アメリカが好きではありません。イランは、イスラーム教の国で、イスラーム色が強い国家です。なので、欧米による価値観の押しつけを好まないのです。 例えば、女性に露出を控えるようにしたりするのは、イスラーム的な価値観では女性を守るためである、という論理なのです。 しかしながら、イランという国は原油という資源があるものの、アメリカに対抗できるほどの力を持ちません。 そこで、核兵器を持とうと考えているのです。

核兵器の政治力

日本人にとって核兵器というのは特別な意味を持ちます。先の第二次世界大戦で日本人は核兵器を使用され、多くの犠牲者がでてしまいました。そのために、核兵器に対する嫌悪感を持たせるような教育が一般になされています。 それ自体は責めるべきことではないのですが、核兵器という兵器を持つことは政治的に影響力を持てるということを意味するということも考えてみてください。 核兵器という兵器は、とても強力です。街を一つ破壊することなんてたやすいでしょう。ですから、もし核兵器を持っていれば、他国が無理な要求をしてきたときに「核兵器を撃ってしまいますよ。」と脅すことができます。このことにより、弱小国であってもアメリカにだって要求を訴えることができるようになるのです。 だから、イランは核兵器をほしがっているのです。

核兵器保有国の矛盾

核兵器は恐ろしい兵器です。街ひとつ壊すことなんてたやすくできます。だから、国際社会でも核兵器をこれ以上広げないようにしようという核不拡散防止条約(NPT)があります。 しかし、この核不拡散防止条約は、アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国の核兵器の保有については認めています。これはこの条約が締結されるときに、これらの国は核兵器を保有しており、先ほど述べたように核兵器を持っていることは国際社会での発言権を持つことと等しいために放棄することを好まなかったためです。 この点について、アメリカなどは核兵器を持っているのに、われわれが持てないのはおかしい、という論理でしばしば批判されています。

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