「ユーロ危機」についての解説

公開日: : ヨーロッパ

今回は、「ユーロ危機」について解説します。

ユーロって何?

ユーロというのは、EUの通貨です。EUというのは、ヨーロッパの国々の集まった連合体です。
現在、日本は円、韓国はウォン、中国は元という別々の通貨を使っています。日本・中国・韓国で共通の通貨を作るといったことを実際にヨーロッパでやってできたのがユーロです。

なんでユーロがやばいの?

通貨というのは、基本的に一国に一つです。そして、もしもある国の経済が悪くなると、その国の通貨の価値は下がります。
例えば、日本の円と韓国のウォンの場合を考えてみましょう。今、1円の価値と5ウォンの価値が等しいとします。100ウォンのお菓子を買うのに必要なお金は、20円ですね。しかし、その後韓国の経済が悪化してしまいました。すると、1円の価値が10ウォンの価値になります。さっきの100ウォンのお菓子が10円で買えることになります。こうなると、韓国からお菓子を輸入をもっと増やそうと思いますよね? このように、経済が悪化すると国の通貨の価値が下がり、それによって輸出が増え、経済が回復するというシステムが一国に一通貨の場合は機能するのです。
しかし、ユーロは複数の国で使う通貨です。今回は、ギリシャが最も経済が悪くなりました。しかし、ヨーロッパ全体としては経済がそこまで悪いわけではありません。すると、ギリシャはいつまでたっても経済を立て直すことができません。逆に、ドンドン経済が悪化していきます。これが進むとどういうことが起きるのかというと、ギリシャは借金を返すことができなくなるのです。

ギリシャが破綻するとまずいの?

ギリシャの借金は、国債という形でヨーロッパの多くの銀行が持っています。もしも、ギリシャが借金を返せなくなると、これらの銀行は大きな損失を受けることになります。結果、銀行が破綻することにもなるでしょう。こうなると、破綻した銀行を持つ国の経済も悪くなり、またその国が借金を返すことができなくなり、という悪循環が始まります。ここまで行くと、ヨーロッパだけの問題でなく、間違いなく世界経済全体に大きな影響を与えます。これがユーロ危機の概要です。

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  •  Author:あきひろ
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