リビア、カダフィ大佐死亡:なぜ中東は独裁が維持できるの?

公開日: : 中東

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20日リビアという国のカダフィ大佐が殺害されました。カダフィ大佐は、リビアの独裁者です。独裁者というのは、簡単にいえば王様のことで、自分の思い通りになんでも決めることができる人のことです。(実際には、側近などとの人間関係によって全てが全て自由に決められるわけではありませんが。)
この独裁者が民衆の怒りを買って殺されてしまいました。今回は、カダフィ大佐の殺害について解説していきます。

なんで独裁ができるの?

トップがコロコロ変わる日本にいると、ずっと一人の人間がトップに立ち続ける状況に違和感を覚えるかもしれません。カダフィ大佐は、なんと1969年から43年間もずっとトップにいました。どうしてこのようなことが可能なのでしょう?遅れているから?確かに、従わないものに罰して従わせるという恐怖による支配もあったでしょう。
色々な理由が考えられますが、今回は石油のでる中東地域(リビアも含みます。上の地図の緑の地域)で民主化が進まない、一つの考え方を説明します。石油が出る国というのは、石油を売ることでたくさんお金が手に入ります。石油を国のものにしてしまうと、税金がなくても公共施設などの運営をしても余るほどのお金が手に入ります。なので、油田を国のモノにしている中東の多くの国では、税金がほとんどありません!無料で公共施設が使えるし、職は高給の公務員職が空いています!

え、革命なんて起こす必要ないじゃん?

そうでもないんです。例えば、リビアには色々な部族がいます。部族というのは、日本人になじみがないので私も正確にはわからないのですが、日本で言う大阪人とか東京人とかそういう感覚でしょう。リビアでは、無数の部族があるのですが、カダフィ大佐は一部の部族(自分の部族と支持する部族)のいる地域に重点的にお金をばらまきます。そして、敵対的な部族にはお金をあげませんでした。こういうことが、トップのさじ加減一つで決まってしまうのです。税金を払っていないので国に対して意見を言おうと思わない人が多いですし、差別される人が少数の場合叫んでももみ消されてしまいます。
加えて、今回の革命のはじまりには小麦の値段が上がったことによるという説もあります。石油で得たお金で、主食の小麦に補助金を出し、値段を下げていましたが、近年世界的な人口増加などで値段が上昇しており、補助金が出しきれなくなってしまったのです。そして、小麦の値段があがってしまい、買えなくなった民衆が怒って革命をおこしたというのです。
なにはともあれ、新しいリビアがよりよい国家になることを望みます。

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