カトリック?プロテスタント?知らないと困る!?キリスト教の教派

公開日: : テーマ解説

POPE BENEDICT XVI in Portugal
by Catholic Church (England and Wales)

ローマ教皇が退官することを決めたニュースがヨーロッパを中心に騒がれています。キリスト教は、日本では信者が少ないものの、ヨーロッパのみならず、アメリカやアフリカでも信者が多くおり、世界最大の宗教になっています。キリスト教が政治・経済に与える影響力も否定できません。しかし、単にキリスト教といっても様々な教派(宗派)があり、様々な主義・主張があります。そこで、今回はキリスト教教派の大きな3つの区分、カトリック・プロテスタント・ギリシャ正教について解説します。

ローマ・カトリック教会(カトリック)と東方正教会(ギリシャ正教)

キリスト教は、西欧で信者が多いことから、ヨーロッパで生まれた宗教であると思っている方もいるのではないかと思います。しかし、キリスト教が救世主(キリスト)であるとするイエスは、ナザレという町でうまれました。ナザレは、現在のイスラエル、中東地域にあります。キリスト教はそこからだんだんと広がっていき、西洋地域まで広まったのです。

キリスト教徒のいる範囲が広くなると、地域によって教義の解釈や儀式が微妙に異なってきます。なぜなら、当時は現在のようにインターネットなどなく、コミュニケーションをとるのが難しかったからです。そして、ローマ法王(ローマ教皇)を頂点とするローマ教会とコンスタンディヌーポリ総主教を頂点とする東方正教会との違いが際立ってきました。

そして、この違いからどちらが上位であるかといった点から実際に対立が起こり、11世紀に決定的なものとなって、相互に破門(異端である、とすること)しました。(※1)

その後、ローマ教会は今のヨーロッパ地域を中心に信者を拡大させます。しかし、東方正教会はその地域がイスラム教徒によって侵略されてしまいました。ロシアがその後、ギリシャ正教を守ったため、ギリシャ正教はロシアを中心に信者がいます。

ちなみに、信者の数は、ローマ・カトリック教会の方が東方正教会よりも圧倒的に多いです。そのため、頂点であるローマ法王(ローマ教皇)の退官が大ニュースになるのです。

カトリックとプロテスタント

西洋地域で勢力を伸ばしたローマ・カトリック教会ですが、教会が権力をもつことによって腐敗していきます。 16世紀になると、教会を批判する人がでてきました。当時の教会では、免罪符(贖罪状)というものが発行されており、これを買うと罪が許されるというものでした。免罪符は売れば売るほど教会がお金を得ることができるため、教会は必死に売ろうとしました。

そのため、ルターという人が免罪符を必死に売る行為に対し、教会に疑問を投げかけました。そして、腐敗した教会よりもキリスト教の聖典である聖書にある言葉に忠実に生きた方がよいのではないか、という考えが生まれます。これがプロテスタントです。ローマ・カトリック教会に抗議(protest:プロテスト)したことからプロテスタントと呼ばれます。(※2)

そのため、伝統や儀式を重視するカトリックの教会は豪華なものが多いですが、プロテスタントの教会は質素なものが多いのです。

※1 1965年にローマ・カトリック教会、東方正教会、ともに破門を解消しています。
※2 ドイツでプロテスタントの活動が活発化したため、ドイツにプロテスタントが多いです。また、プロテスタントには様々な教派が存在します。一つではありません。

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