日本の未来を切り開くメタンハイドレート:日本で試験採取成功!

公開日: : 資源・エネルギー

Bajo el mar/ Under the sea
by eipar

現代社会と古代の社会を決定的に異ならせているものはなにか。

その答えは、間違いなく「化石燃料」です。古代も人間は道具を利用してきました。石から始まり、牛や馬といった動物も利用しました。牛を使って畑を効率的に耕すことができます。しかし、牛は食べ物を必要としており、耕すのには限度があります。草というエネルギーを1とするならば、10くらいの効果(畑を耕すなど)でしかなかった。1から10へ。10倍。

しかし、化石燃料は違った。化石燃料とは、石炭とか石油、天然ガスなどを言います。化石燃料は、燃やすと長く燃え続けます。このエネルギーを使って、発電所を動かしたり、自動車を動かしたりするのです。化石燃料は、どこからかとってくればいいので、取りやすいところであればほとんどタダに近いコストで、膨大な仕事をさせることができます。0から100へ。無限に。

この無限のエネルギーを使って、現代生活はなりたっています。化石燃料がなければ、電車も自動車も家電もなにも使えません。

日本にはない化石燃料

この現代生活に最も重要な化石燃料は、偏って存在しています。

そして、残念ながら、日本にはありません。あっても、採算がとれるレベルではありません。

実際、日本はエネルギー自給率は4%と非常に低い水準にあります。(エネルギー白書2011より)

やった!見つかった!メタンハイドレート

そこに見つかったのが、メタンハイドレートという資源です。メタンハイドレートは、海のそこにあり、日本の領海に膨大な量が埋まっているらしいです。そして、独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が3月12日実際に試験採取することができました。

Methane_hydrate_around_Japan_Ilands
メタンハイドレートの埋蔵地域(byウィキペディア

しかし、コストが。外交カードくらいか。

ただし、コストはべらぼうに高く、現段階では採算がとれるレベルではありません。

そもそも海から資源を取るのには、高い技術が必要でそれに比例してお金も多くかかるものなのです。今後の技術革新次第ではありますが、当面は使えないと考えたほうがいいでしょう。

しかし、日本中が喜んでいるのは、外交カードとして使用することができるからです。日本は資源の輸入国です。しかも、化石燃料を持っている国は限られています。言うなれば、資源国は日本の足元をみてくるわけです。「資源欲しいだろ?高くてもいいよな?」という感じです。

それに対して、日本はこれから、「あまり高くすると、メタンハイドレート取るけど。」というように口答えできるようになった、ということです。これによって、多少は資源の輸入価格が安くなるかもしれません。

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