憲法ってなんだ?なぜ変えるんだ?:憲法96条改正問題

公開日: : 政策

法律は何が書いてあるかよくわからないし、普通に生活する上ではほとんど関係ないと感じる人も多いでしょう。 法律が今のような状況に置かれているのは、逆に法律がうまく機能しているからだ、と考えることもできます。

多くの人の中で空気のようになっている法律ですが、その中の憲法という最も重要な法律を変えよう、という動きがあります。憲法をどうやって変えようとしているのか、そしてまた、どうして、憲法を変えようとしているのか。今回は憲法の改正問題についてお話します。

憲法は最も重要な法律!(最高法規)

法律の中で最も地位が高い、つまり他の法律はこれに反してはいけない、とされているのが、憲法です。(最高法規といいます。)憲法に反した法律は、たとえ多数の国民の支持があっても無効となります。

憲法では、大きく三つのことが書かれています。

  • 政治を動かすのは、貴族や王族のような一部の人々ではなく、我々国民ですよ、ということ(国民主権)
  • 日本は戦争しません、戦力も持ちません。平和を求めます。(平和主義)
  • 一人一人が人間として尊重されます。例えば、親が農家だったから、漁師になってはいけない、といったことは求められません。(基本的人権の尊重)
です。

現在では、当たり前すぎて想像することが難しいかもしれませんが、昔は自由に職業を選ぶこともできなかったのです。また、国家の非常時だから、とって、ある日突然兵士になって、戦争に行け、といわれたりすることもありました。
そういったことが、二度と起こらないように、ということで憲法では上記のような規定があるのです。

憲法を変えるのは難しい

今まで述べたように、憲法というのは最も重要な、本当に基本的なところを述べているのです。国会も内閣も憲法には逆らえません。例えば、今の国会で、戦争します、という決定がされても、憲法に反するので無効になります。

しかし、憲法を改正するのが簡単であれば、戦争をしません、というと憲法を改正してしまい、戦争します、という決定を国会ですることが論理的にはできてしまいます。

そのため、憲法の改正のハードルは高くなっているのです。

憲法を変えようという動き

では、なぜ、今憲法を変えようという動きがあるのでしょうか?

まず一つ目は、今の憲法がアメリカによってもたらされたという点です。
日本は、アメリカなどの国々と戦争をして、敗北しました。その時に、今の憲法がアメリカの思いを受けてつくられました。だから、日本の憲法なのにアメリカによってもたらされたなんておかしいのでは?と思う人も少なくありません。
また、今の憲法はもう時代遅れなのでは?という意見もあります。今の憲法は70年くらい前のものです。だから、そろそろ時代に合わせたように変えた方がいいのではないか、というわけです。

憲法を改正する前に、改正するハードルを下げよう

しかし、先ほども言ったように、憲法の改正はとても難しいものです。なので、今の条件はちょっと厳しすぎるのではないか、という人たちもいます。

現在、憲法を改正するには、
まず、国会で3分の2以上の賛成が必要です。
そして、国民投票によって過半数を得なければなりません。

そこで、国会での賛成を2分の1以上にしようということが言われています。
この憲法を改正する要件については、憲法第96条に書いてあるので、憲法第96条を変えよう、と盛んに叫ばれるわけです。


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