日本復活なるか?アベノミクスの「三本の矢」

公開日: : 最終更新日:2014/01/26 政策

La flèche du sensei
by pierre.lag

アベノミクスという言葉もすっかりなじみ深いものになった昨今ですが、アベノミクスの「三本の矢」というのを知っているでしょうか?

三本の矢とは、大胆な金融緩和、機動的な財政出動、民間投資を喚起する成長戦略、のことですが、これだけでは何がなんだかわかりませんね。そこで、今回はアベノミクスの「三本の矢」とはなんぞや?というところをお話ししていきたいと思います。

アベノミクスの基本的な考え方

アベノミクスでは、インフレを起こそうとしています。

インフレとは、物の値段が継続的に上がることです。この反対、物の値段が継続的に下がることをデフレといいます。
安倍政権になるまでは、日本はデフレ状態にあると言われていました。

例として牛丼を考えてみます。
Wikipediaの情報なので完全に正しいのかはあやしいのですが、1966年吉野家の牛丼は並盛200円だったそうです。それが、1975年に300円に、1979年に350円、1990年には400円になりました。このように物の値段が上がるのが、インフレです。
しかしその後、2001年に280円になりました。このように物の値段が下がるのがデフレです。

デフレというのは、年月が進めば価格が下がるということです。すると、液晶テレビが30万で今売っていても、来年は10万で買えるかも、と思う人がでてきます。こう考えると、「今は買うのをやめておこう。」となり、消費が行われず、景気が悪くなってしまうのです。

だから、インフレにして、今液晶テレビが30万だけれども、来年は50万になっているかもしれない、と人々に思わせれば、「今買わなきゃ」ということになり、消費が行われ、景気がよくなる、と安倍政権は考えているのです。

第一の矢:大胆な金融緩和

そこで、じゃぁどうやってインフレを起こそうか、ということになります。
結局のところ、国民の皆にお金がいっぱい入ってくれば、インフレになるわけです。

もし、あなたが今の10倍のお金が毎月入ってくるとしたら、10万円の腕時計でも買ってみようかなと思いますよね。売れすぎれば、企業は「もうちょっと高くても売れるかな」と思いますから、今10万円の腕時計を100万円で売り始めることでしょう。そうすれば、物の値段が上がっていく、インフレになります。

だから、社会にお金をどんどん流そうというのが、第一の矢、大胆な金融緩和です。実際、国がどうやってお金を流すかというと、銀行にまずお金を渡すのです。そして、その銀行が企業や個人にお金を貸すことによって、社会にお金をまわしていきます。また、国が本気でお金を流せば、皆が「本当にインフレになるかもしれない。」と思い、「今のうちに投資したり、消費したりしたほうが得だ。」という精神的な変化も促せます。(こちらが主目的とも言われます。)

しかし、企業は今投資をしたとしても、すぐにお金を得られるわけではありません。
そこで、企業がお金を継続的に得られるようになるまで、別の方法でもお金を社会に流す必要がありますね。それが、第二の矢である、機動的な財政出動です。

第二の矢:機動的な財政出動

別の方法でどうやってお金を回すか、というと、公共事業です。公共事業というのは、国が、道路を作ったり、堤防を作ったりすることです。道路を作るためにはセメントを作る企業や土木工事を実際に行う企業など様々な企業が関わるため、経済的な影響が大きいと言われています。(国土強靭化計画:公共事業を見つめなおしてみよう)

先の大震災もあり、防災や復興のために公共事業を行おうとしています。

ただ、国の財政は無限大ではないので、いつまでも大規模な公共事業を続けられるわけではありません。
早く企業がお金を稼げるようになって、従業員にお金を回してもらわなければなりません。そこででてくるのが、第三の矢、民間投資を喚起する成長戦略です。

第三の矢:民間投資を喚起する成長戦略

そして、最後に放たれる矢が、成長戦略です。どうやってこれから日本はお金を稼いでいきますか、ということです。規制緩和をしたり、大学に海外の人を呼び込み、イノベーションを起きやすくしたり、ベンチャー企業を支援したり、様々なことをやっていきます。

この成長戦略がうまくいって、日本の企業がお金を持続的に稼げるようになれば、賃金の上昇、雇用の増加ということとなり、景気が回復する、ということを安倍政権は目論んでいるのです。

※上記の考え方は、もちろん批判もたくさんあります。一つの考え方である、とご理解ください。

参考にしたサイト

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  •  Author:あきひろ
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