西武VSサーベラス:西武の怠慢か?サーベラスの強欲か?

公開日: : ビジネス

tokyo seibu train T/S
by Rak’s passion boy (楽の情熱ボーイ)

西武といえば、埼玉西武ライオンズや西武鉄道でおなじみですが、今西武はサーベラスというアメリカの投資会社と対立しています。

株式市場を背景にした、この対決について、今回は株式会社とはなにかというところからお話ししていきます。

そもそも株式会社ってなに?

企業が、何か事業を行おうとするとき、一般に多額のお金が必要です。
ここに鉄道作ったら、めちゃくちゃ儲かるんだけどな、と思っても、多くの人は鉄道を作るだけのお金を持っていません。
そこで、株式会社というものを作ります。

株式会社は、株というものを発行して、お金と交換するのです。
それで、株と交換して得たお金で株式会社は鉄道をつくったりします。
もしも、予想通りもうかれば、配当という形でお金をもらえ、失敗してしまえば、まったくもらえません。

なので、株を持っている人(株主)は、株式会社の経営に関して物を言うことができます。
多くの株を持っていれば、重要な経営判断を覆したり、経営陣の交代を強制的にさせることもできます。

加えて、株は自由に売買できます。
AさんがB株式会社の株をCさんに売ることが可能です。
株式市場という所(東証一部など)で売り買いします。
この売買によって利益を得ることもできます。

また、株式会社は、どうやって今後の事業を展開していくか、とか、今年はこういうことにお金を使いました、ということを報告する義務があります。(この報告する資料を、有価証券報告書、と言います。)

事の始まりは、西武旧経営陣が嘘をついたこと

この有価証券報告書は、株を買う人たち(投資家)の重要な資料です。なので、嘘をつくことは犯罪になります。
西武は、この有価証券報告書で嘘をついてしまったのです。

そのため、西武は信用を失い、株式市場で売り買いすることができなくなり(上場廃止)、経営陣は変わりましたが、経営危機に陥りました。
そこに資金を提供したのが、今回登場するサーベラスという会社なのです。

サーベラスは、特定の企業の株をたくさん買って、経営に助言を与えたりしながら、企業の利益を増やします。 利益が増えれば、株で貰えるお金も増えますから、株が欲しい人が増えます。
すると、株の値段が上がるので、株を売って、儲けを出すのです。

サーベラスは、経営危機に陥った西武の株を大量に買いました。
長らく、西武とサーベラスは友好的な関係だったのですが、サーベラスが株を売ろう(再上場)とする最近になって関係が悪化してきました。

西武の怠慢か?サーベラスの強欲か?

サーベラスの主張は、西武はまだまだ収益を上げられる、というものです。
つまり、今の西武の経営改革はまだまだ足りない。
例えば、採算が取れない路線を廃止したり、ライオンズを売ったりしたらどうか、と言っています。
実際、経営コンサルタントの大前研一さんも、まだ改善の余地がある、と主張しています。

これに対して、西武側は、大いに反発しています。
採算の取れない路線であっても利用者はいて、鉄道というのは皆の使うものだからなくすわけにはいかない、というわけです。

サーベラスの主張にも西武の主張にも一理あり、泥仕合が続いています。

参考サイト

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