果たして、現代社会に選挙制度は適しているのだろうか?

公開日: : 選挙

Voting boxes
by Pat Kight

21日、参議院選挙がありました。

大方の予想通り、自民党が圧勝という結果に終わりました。

選挙があるたびに、「選挙に行きましょう。」というキャンペーンが行われていますね。

選挙に行くことが善で、行かないことは悪かのような主張をする人もいます。
若者が選挙に行かないと、投票率の高い高齢者を優遇した政策がとられてしまう、と懸念する人もいます。

しかし、選挙の目的が日本をよりよい方向に持っていくことだとするならば、選挙カーで名前を聞いたから、という理由で投票する人たちによって目的を達成できるのでしょうか?

今回は、現代の民主主義の基礎となる選挙制度そのものについてのお話です。

多くの人は理性的に判断できるのだろうか?

民主主義の前提には、政治に参加する人が合理的で理性的な人間であるという前提があります。(合理的市民像)自分の利益だけを追求するのではなく、集団全体のことを考え行動できる人間です。

この前提が崩れると民主主義は悲惨なことになります。
自らの利益だけを追求して、他人に耳を向けず、何も考えない人が多いとしましょう。
すると、お金をばらまく政治家に支持が集まってしまうかもしれません。しかし、お金をばらまくことで結局将来的に集団全体が苦しくなってしまいます。
また、有名だからといって候補者を選べば、無能な議員がうまれ、有効な政策がうてなくなるかもしれません。
このように、民主政が堕落してしまった形態のことを衆愚政治と呼びます。

多くの人が合理的に判断できているのかどうか、というのは専門家の間でも見解がわかれています。
(現在の日本は、税金から逃げて、国からのサービス(年金など)を要求するなど、衆愚政治に陥っている、とする識者もいます。)

しかし、実際問題、合理的な判断をするのは難しい

理想を言えば、全国民が政治について深く学び、候補者についても吟味することが求められるでしょう。

けれども、私たちには日常生活もあります。
会社に行ったり、掃除や洗濯をしたりしなくてはなりません。
現代の社会は、以前よりもすることが増えたとも言います。
このような状況で、理想的な状態を要求するのは厳しいという現状があります。

さらに言えば、現代の政治問題は技術の進歩などにより、様々な分野に広がります。
その全ての問題について精通することはまず無理でしょう。

このような状況で、自分に利益がありそうなことを言ってたから、ちょっと名前を聞いたから、といって投票する人を責めることはできないような気もします。 しかし、よく考えずに投票する人が増えれば、日本はボロボロになってしまうかもしれません。

もしかしたら、そろそろ私たちには新しい方法が必要なのかもしれません。

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