集団的自衛権とは何か?今の日本にとって何が問題なのか?

公開日: : 日本と世界

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by Gioia De Antoniis

関係性というものは、なかなか難しいものです。

周りを拒絶してしまえば、孤立してしまい、過度に入り込めば、いざこざに巻き込まれ。
意識している方もしていない方もいらっしゃるでしょうが、このような微妙な関係性の中を私たちは生きています。

国と国との関係も同じで、「好き」や「嫌い」の感情だけではうまくいきません。
繊細な、そして緻密な駆け引きが求められるのです。

最近、集団的自衛権という物々しい言葉を聞くことが多くなりました。
しかし、そう構えないでください。
国家間の関係も、身近な私たちの関係も大きく変わりません。

今回は、集団的自衛権とは?というところから、なぜ日本で問題になっているのか、ということろまでお話ししてきます。

集団的自衛権とは、仲間を助ける権利

集団的自衛権

例えば、A国、B国、C国という三つの国があったとします。
A国とB国は、仲間(同盟国)です。
ここで、C国がA国に攻撃を仕掛けました。
このときに、B国がC国を攻撃する権利のことを集団的自衛権と言います。
仲間同士でまとまって、敵国からの攻撃に対処しようというわけです。

日本にとっての集団的自衛権の問題

日本の仲間とは、アメリカのことです。
日本の防衛は、アメリカに依存するところがかなり大きいのです。

しかし、現在、アメリカは日本を守れますが、日本はアメリカを守ることはできません。
なぜなら、日本の憲法がアメリカを守ること(集団的自衛権を行使すること)を禁じていると解釈されているからです。

安倍首相などは、この点について恐れています。
というのも、いざというときに日本がアメリカを守れないのに、アメリカは本当に日本を守ってくれるのか、ということです。
アメリカ国民の立場になってみれば、なぜ、自分たちだけがアメリカのために戦ってくれない日本を守る必要があるのか、と感じるのも当然と言えます。

そのため、憲法を変えたり、憲法の解釈を変えたりして、この状況を打破しようとしているのです。

同盟のジレンマ:「巻き込まれる」か「見捨てられる」か

しかしながら、アメリカとの同盟関係を強くしすぎると、日本と全く関係ないアメリカの戦争に巻き込まれる恐れがあります。

これは同盟のジレンマと呼ばれるものです。
同盟国と仲良くしすぎると、不必要な戦争に巻き込まれる恐れがある一方、仲良くしなくては、守ってほしい時に見捨てられる恐れがあります。

現在の日本にとってアメリカが重要な国であることは間違いありませんが、どこまで仲良くするのが適切か見極めることが必要となってくるのです。

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