靖国問題とは何か?:日中・日韓関係と愛国心

公開日: : 日本と世界

Yasukuni
by FullyFunctnlPhil

毎年、8月15日になると政治的に問題になることがあります。

靖国神社参拝問題です。
日本のトップである内閣総理大臣が靖国神社に参拝するかどうかが大きな問題になるのです。
1つの神社に参拝することがなぜ問題になるのでしょうか?

今回は靖国問題についてのお話です。

かつて日本は韓国や北朝鮮、中国の一部を支配していた

靖国問題を知るには、まず日本がかつてしていたことを振り返る必要があります。

日本は、昔、朝鮮半島(今の韓国と北朝鮮があるあたり)を併合しました。
つまり、朝鮮半島を日本の一部としていました。
そして、日本の意思を反映させ、朝鮮半島の政治を動かしました。
加えて、中国の一部を支配し、独立させ、日本の言うことを聞く国(満州国)を作りました。

他国を支配することは現代の感覚では許されないことですが、当時はイギリスやフランスなどもインドやアフリカなどを同じように支配していました。
文化の進んだ国が、国の運営を行うことでその国の文化も発展するので、支配される国も利益がある、という主張がなされました。

1945年8月15日、日本は戦争で負けた

日本が上記のようなことをする中で、日本は中国やアメリカなどと争いになり、戦争になりました。(第二次世界大戦)
1945年8月15日、アメリカの圧倒的な力によって日本は負けてしまいます。

その結果、日本は、朝鮮半島や中国の一部など手にしていた地域を全て失います。

靖国神社は、日本のために亡くなった軍人を祀る神社

支配地域を失っただけでなく、日本は多くの犠牲者を出しました。

ここで靖国神社がでてきます。
靖国神社とは、日本という国家のために亡くなった軍人たちを弔うための神社です。
第二次世界大戦以前から軍人たちを祀っていました。

第二次世界大戦の犠牲者も祀ったのですが、ここで大きな問題が生じます。
戦争を指導した立場の人たちも国家のためを思っての行動だったとして、一緒に祀ったのです。

彼らは、アメリカなどの戦勝国によって戦争犯罪人(戦犯)とされていました。
(罪の重さによってA級戦犯・B級戦犯などとされました。)

中国・韓国などが、靖国神社参拝を嫌う理由

中国や韓国などにしてみれば、日本に支配された期間というものは誇るべきものではありません。
もし日本が他国に支配されていたとして、それで繁栄したとしてもその時期を誇ることはないでしょう。
むしろ嫌なこととして考えるのが普通です。

その嫌な歴史である日本が支配していた時期の指導者をも祀る神社に特に日本のトップである内閣総理大臣が行くことを嫌がっているのです。
靖国神社に参拝する=朝鮮半島や中国の一部の支配期間を肯定する、ということにつながるからです。

けれども、日本のために散った人たちを思いたい

では、靖国神社に参拝しなければ、それで問題解決ではないか、と思われる方もいるかもしれません。

しかし、日本の今の発展の礎となったのが、先の戦争で亡くなっていった人たちです。
彼らの多くが靖国神社に祭られています。
多少の間違ったことをしたにせよ、彼らが必死に日本を守ろうとした、というのは事実でしょう。
そういった純粋な気持ちに対し、感謝をすることが大事である、ということも否定できるものではありません。

むしろ、日本の国のトップが日本のために亡くなった人たちを弔わないのはよくない、と考える人たちもいます。

このように、内閣総理大臣にとって靖国神社参拝問題は頭を悩ませる種となっているのです。

※ちなみに、今年(2013年)、安倍首相は靖国神社に参拝しない一方で、玉串料という神社に対するお礼金を奉納しています。敬意は表しつつも、中国・韓国に配慮もした内容となっています。

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