少子高齢化問題は一体何が問題なのか?:人口ボーナス、人口オーナスとは?

公開日: : 政策

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by Groovnick

あたなも少子高齢化問題という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
少子高齢化というのが問題で、解決しなくてはいけない、と主張するニュースなどを見たことがあるかもしれません。

少子高齢化とは、子供が少なくなって、お年寄りが増える、という傾向を指しているもので、日本も少子高齢化です。
しかし、なぜこの少子高齢化が問題なのでしょう?
今回は、人口ボーナス、人口オーナスという概念を踏まえて、少子高齢化問題についてのお話です。

経済学では、人口は2つに分けられる!:労働力人口と非労働力人口

経済学的に、人口を見ると、人々は二つの種類に分けられます。
働いてお金を稼ぐ人たち(労働力人口)と、働かずに誰かに養ってもらう人たち(非労働力人口)です。
より具体的に言うと、サラリーマンやフリーターなどの働く人たちと、主婦(主夫)や退職した高齢者、学生などの働かない人たちに分けられます。

働く人が多くなったり、働かない人が多くなったりすることが経済、そして社会を大きく左右するのです。

人口が増えると経済が成長する!?:人口ボーナスとは?

国レベルで見たときに、働く人たちが増えると、その分だけお金を稼ぐ(富を創出する)ことができるので、経済は成長します。
一方で、働かない人たちが増えると、彼ら・彼女らを支えるために負担が増えます。(税金も高くなります。)

戦争などでお年寄りが少なくなり、医療が発達するなどし、死亡率が低下すると、働く人が多くて、働かない人が少ない、という状況になることがあります。この状況のことを人口ボーナスといいます。

ボーナスという言葉からもわかるように、国の経済が大きく発展する時期です。お金を稼ぐ人が多くて、働かない人も少ないので、余ったお金がさらなる投資へ向かい、景気が良くなります。

人口ボーナス期にあったのが、景気のよかったバブル期(1980年代)の日本でした。
現在、人口ボーナス期にあるのは、中国やベトナムなど、アジアの国を中心に存在しており、それらの国では経済成長が著しいです。(※1)

働かない人が増えると経済は停滞する:人口オーナスとは?

人口ボーナスとは逆に、働き手が減り、働かない人が増えると、経済は停滞すると言われます。
このことを人口オーナスと言います。
オーナス(onus)とは、英語で重荷という意味です。
働かない人たちを支えるために、お金が使われるため、経済が停滞するのです。

少子高齢化とは、まさにこのことを言っています。
子供が少なくなり、将来的に働き手となる人たちが減り、高齢者が増え、支える人が増えるのです。

現在の日本はまさにこの状況で、これからますます、働き手が少なくなり、高齢者は増えると見られています。

少子高齢化の状態に日本が置かれたことで、働かない人を減らし、働く人を増やすための施策がうたれているのです。その例が、働く女性を増やそうという試みや、高齢者にも働いてもらおうという試みです。

これからの日本、あなたはどう考えますか?

※1 ただ、働く人の人口が増えると必ず経済が成長するというわけでもありません。エジプトなどの中東諸国では、働く年代の人たちは多いのですが、うまく経済に活用することができていません。そのため、働く年代の人たちのエネルギーが政府への不満へと向かい、社会が不安定化しているという状況があります。

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  •  Author:あきひろ
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