パレスチナ、ユネスコ加盟:パレスチナ問題について詳しく解説します。

公開日: : 中東

パレスチナの国旗

10月31日、ユネスコ(国連教育・科学・文化機関)はパレスチナを国として承認しました。パレスチナ問題というのは、国際社会で大きな問題の一つです。今回はパレスチナ問題について解説していきます。

ユダヤ人とアラブ人

遠い昔、今のイスラエルがある地にイスラエル王国がありました。しかし、大国にせめられて国は滅んでしまいました。そして、国民は各地にバラバラに移住してしまいました。彼らは皆ユダヤ教という宗教を信じていて、遠い地にいてもユダヤ人であるという思いは持っていました。 イスラエル王国が崩壊した後、攻めた大国もつぶれてしまい、色々な国が今のイスラエルの地を奪い合ったのです。結果として、イスラム教を信じるアラブ人が住むようになりました。しかし、支配しているのはオスマン・トルコであり、アラブ人ではありませんでした。

イギリスの二枚舌外交

そして、第一次世界大戦が起こります。イギリスは、当初負けていて財政的にも苦しい状況でした。そこで、イギリスは国内に住んでいた富豪のユダヤ人にお金を援助してもらおうと考えました。しかし、ユダヤ人もタダで援助してくれるはずがありません。悩んだ結果、イギリスは戦争をしてオスマン・トルコをやっつけ、ユダヤ人にユダヤ人の国を作るという約束をしました。これをユダヤ人は受け入れ、イギリスを援助することにしました。

ところが、イギリスはオスマン・トルコ支配下のアラブ人の協力も得たいと考えました。そこで、アラブ人にもアラブ人の国を与えるといって、反乱をおこすように仕向けました。アラブ人もこれを受け入れ、イギリスを援助するように反乱をおこしました。

第二次世界大戦が終結すると、もちろん問題が起こりました。イギリスは、今のイスラエルの地にユダヤ人にユダヤ人の国を作るといっておきながら一方でアラブ人にアラブ人の国を作る、と約束していたからです。当然色々ともめましたが、ユダヤ人の多いアメリカがユダヤ人の支援に回ったため、ユダヤ人の国イスラエルが成立しました。一方で、アラブ人の反発が激しいのでアラブ人の人達にも不毛(土地がよくない)の土地を与え一定の自治を認めました。しかし、いまだにアラブ人とユダヤ人の衝突は避けられず、いがみ合っている状態が続いています。

パレスチナが国として承認される意味

それでは、パレスチナがユネスコに加盟したりして国として認められることはどのような意味を持つのでしょうか。これは、ユダヤ人の入植地と大きく関係しています。パレスチナが国境として主張するラインよりも内側にイスラエルは入植地としてユダヤ人が住み始めているのです。軍隊を使って居住地区を警護し、強引にすすめています。このようなやり方をする論理として、「パレスチナは国家でないから国際法(国と国とのルール)にのっとらなくてもいい。」というものです。そのため、パレスチナが国として認められてしまうとイスラエルの行動は大きな問題として取り上げられてしまいます。なので、イスラエルとユダヤ人が大きな影響力を持つアメリカはパレスチナの国としての承認を阻止しようとしているのです。

※ユネスコに加盟できた理由は、加盟条件が国連よりも緩かったためです。国連加盟は、アメリカの承認が不可欠なので難しいでしょう。

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