世界は中国とアメリカに二分される!?:G2論とは?

公開日: : 中国

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by snowlepard

中国の台頭は目覚ましいものです。
一国あたりの経済力で日本は追い抜かれています。
日本の10倍もの人口を有しており、資源も持ち、多少減速したものの、未だ高い経済成長を誇っています。

経済力の成長により、中国の国際政治における影響力は無視できるものでなくなりました。
そんな中、アメリカや中国の一部から、今後アメリカと中国で国際問題に対処していけばいいのではないか、というG2論と呼ばれる主張がでてきました。

今回は、このG2論について見ていきます。

今はアメリカ一極体制?

現在、国際社会はアメリカの一極体制と見られることも多いです。
というのは、アメリカは、経済力、軍事力ともに圧倒的に世界1であるからです。
どれくらい圧倒的かというと、軍事力に関して言えば、アメリカは、アメリカ以外の全国家と戦っても負けないと言われるほどです。

ありていに言うと、どの国家もアメリカには逆らえないわけです。
しかも、アメリカは自国の利益をもちろん優先しますが、他国が利益を得ることを容認します。
となると、アメリカ以外の国も負ける戦いをするよりも、アメリカに従い利益を得る方が得になるわけです。

結果として、アメリカの一極体制は強化されることとなります。

アメリカ一極体制はずっと続くのか?

しかし、このままずっとアメリカの一極体制が続くのか、と言われると、そうとも言い切れません。

かつて、今のアメリカのポジションにイギリスがいました。
イギリスを中心とした体制が整う中で、アメリカはイギリスが整備した体制を利用して、経済力を成長させました。
一方で、イギリスは影響力の強さゆえに、世界中で色々な問題に対処せねばならず、力を使わなければなりませんでした。

そして、イギリスは没落し、アメリカは世界で類を見ないほどの強国になったわけです。

つまり、アメリカのような圧倒的に強い国は世界中の問題に対処することになり、力を失っていくのです。
一方で、圧倒的に強い国が作った体制を利用して、力をつける国がでてくる。
そして、力をつけた国が圧倒的に強い国を打倒していくわけです。

中国の台頭、G2論

現在、中国はアメリカの作った体制のもとで、著しい経済成長を挙げています。
それに伴い、軍事力の強化も進めており、大国としての風格を醸し出してきています。
一方で、アメリカは経済状況は芳しくなく、国際社会での影響力の低下も指摘されます。

このような状況の中で、米中の一部の識者からG2論がでてきます。
アメリカと中国で世界的な問題に対処しよう、というものです。
中国としては、自国の主張を国際社会に取り入れさせることができます。
アメリカとしても、国際社会を安定させるためのコストを下げることができます。
負担が少なくなれば、アメリカの強さを誇示する期間も長くすることができます。

もちろん、このG2論は一つの意見であり、問題も多く指摘されており、実現されるかはわかりません。
しかしながら、米中指導者層の考えの1つにG2論というものがあることは認識しておくべきことです。

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