台頭するBRICsとは?

公開日: : テーマ解説

BRICS Business Council, 20 Aug 2013
by GovernmentZA

私たちの生活、一つ一つは、政治という大きな流れの中で大部分が制限されています。
あなたが、iphoneを買おうとするとき、もしアメリカと日本が敵国であれば、あなたはiphoneを買うことはできなかったでしょう。
つまり、あなたがiphoneを選ぶことができるのは、アメリカと日本が友好国であるからなのです。

アメリカと日本が仲のいいこととは、日常生活では意識することは少ないことでしょう。
しかし、アメリカと日本が親密であることは、あなたの日常生活に大きな影響を与えているのです。

そして、いま、世界は変わろうとしています。
BRICsをはじめとする新興の国々が力をつけ、世界の力関係が変わりつつあるのです。

どういうことなのでしょうか?
BRICsについて今回は詳しく見ていきます。

ゴールドマン・サックス社が命名したBRICs

BRICsとは、ブラジル(Brazil)ロシア(Russia)インド(India)中国(China)の4カ国の総称です。
(近年、BRICSのSを大文字にして英語の複数形としてのsではなく、南アフリカ共和国(South Africa)とする場合もあります。)

BRICsという名称を作ったのは、ゴールドマン・サックスというアメリカの会社です。
この会社は投資銀行といって、企業買収をサポートしたり、株を売買したりする会社です。
この会社が、2001年に投資家に向けて書いたレポートがBRICsという言葉の始まりです。

要するに、BRICs、ブラジル、ロシア、インド、中国がこれから成長するから、今のうちに投資しておくと得をするよ、ということを言うためにBRICsがうまれたのです。

なぜ、BRICsが期待されたのか

もちろん、ゴールドマン・サックスも適当にこれらの4つの国を選んだわけではありません。

重要な点の1つは、人口が多い国であることです。
ブラジル、1.9億人:世界 5位、ロシア、 1.4億人:世界 9位、インド 13億人:世界2位、中国 13億人 1位、と軒並み人口大国です。 (ちなみに、日本は 1.2億人:世界 10位)

経済的に大きな国になるためには、まず人がたくさんいなくてはならないということです。
人がたくさんいれば、その分だけ優秀な人がうまれる可能性も高まるでしょうし、単純に全体として稼ぐ額は増えます。
1人がⅰ万円稼ぐとすれば、100人では100万円、1000人では1000万円です。
逆に言うと、人が少なければ、経済大国にはなれないわけです。

しかし、ただ人が多いからといって、経済が成長するわけでもありません。
内部で対立し、争いばっかりしていれば、経済が成長するはずありません。
ある程度、安定し、経済的に発展する土壌があることも重要です。

こうして選ばれたのが、ブラジル、ロシア、インド、中国であったわけです。

BRICsが変える世界

現在、世界で一番経済的に力があるのはアメリカです。
圧倒的にアメリカなのです。
2位はBRICsに含まれる中国ですが、アメリカはその2倍近くの経済力を持ちます。
まだまだ圧倒的です。

アメリカは、この圧倒的な経済力を武器に、圧倒的な軍事力を持ち、世界中でまともに争うことができる国はいません。
そして、多くの分野で、アメリカが規範や基礎を固めているのです。

しかし、この構造が除々にですが、変わってきているのです。
その最たる例がBRICs、特にその中の中国です。

BRICsという言葉ができた2001年当時、中国の経済力は日本よりも低く、アメリカの8分の1でした。
それが、いまや日本を追い越し、2分の1程度まで伸びてきているのです。
そして、そう遠くない将来(2025~2050年ごろ)、中国はアメリカの経済力を超す、と多くの専門家が予測しています。

もし、こうなった時、世界は大きく変わることは間違いないでしょう。
圧倒的に強かったアメリカの立ち位置も大きく変わることでしょう。

この未来像を予測する議論が、現在多くの専門家の間でなされています。

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