村山談話をわかりやすく解説

公開日: : 最終更新日:2015/04/27 政策

Canon at a fort - Goa India
by Ian D. Keating

日本は戦争をしていました。
1939年から始まる第二次世界大戦です。

日本は第二次世界大戦で、アメリカ、イギリス、中国などと戦いました。
その中で、日本は初戦に勝っていき、中国の一部や東南アジアの国々を領土に加えていきました。
しかし、最終的にはアメリカの物量に屈し、敗戦してしまいます。

この出来事をどう解釈すればいいのか、意見が分かれています。

村山談話は第二次世界大戦時の日本について政府の公式見解を示したものです。

では、どういった評価が日本であり、村山談話はどういう評価をしたのでしょうか?
今回は、村山談話のお話です。

分かれる第二次世界大戦の日本に対する評価

日本がアジアに進出したの確かです。
様々な主張をする人がいますが、大きく2つの見方があります。

1.アジア諸国に侵略し、植民地とし多大の損害を与えた

植民地というのは、その国を支配下におき、その国から略奪を行うことをいいます。

一つの見方は、日本のアジア諸国の侵略というのは、植民地化に他ならないということです。
略奪を行い、多大な損害を与えたというわけです。

2.アジア諸国を欧米の植民地から解放した

一方、欧米の植民地から解放したという評価もあります。
アジア諸国は、第二次世界大戦当時、アメリカやイギリスなどの植民地でした。

実際、日本が第二次世界大戦のスローガンとして掲げたのも「大東亜解放戦争」、つまり、アジアを欧米の植民地から解放する、というものでした。
つまり、アジア諸国のために戦争を行ったのである、というわけです。

村山談話では、悪い事をしたと反省

先ほど述べたように、第二次世界大戦の評価については分かれるところです。
そして、戦争から時間がたつにつれ、実際の戦争経験者が少なくなり、評価も難しくなってきています。

しかし、結果として日本は敗戦しました。
負けた国が、戦争の動機は正しかったなどとは口が裂けても言えません。
また戦争する気があるのか、と国際社会に疑われてしまいます。

ですから、日本政府は戦後ずっと戦争は過ちであり、反省している、としています。
それを具体的に示したのが、戦後50年の節目に発表された村山談話と呼ばれるものです。

現安倍政権も継承、今後も政府により継承される見通し

村山談話は、発表後歴代の政権によって日本政府の公式見解として引き継がれています。
そして、今後も引き継がれる可能性が高いでしょう。
「以前に戦争は過ちだったって言っていたけど、やっぱり正しい戦争だった。」などとは言えば、国際社会からの批判は必至だからです。

しかし、国民の間には謝り続けることに違和感を感じる人も増えてきており、先の大戦についての再評価を求める声もあります。

参考サイト
村山談話全文(外務省ホームページ)

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みんなの意見

  • gkrsnama

    日本の海外進出は、アジア諸国民の生命・財産を奪ったのは間違いない。アジア諸国が日本を侵略しようとしていたわけでもない。そして、それは「日本の生命線」を守るために日本の都合で起こされたことである。つまり「アジア諸国に迷惑をかけた」のである。

    が、スローガンとしては、「大東亜共栄」「アジア開放」のための戦争でもあり、それに命をかけた軍人も多数いた。そして、欧米の植民地経営と異なり、一定の実態があったのも事実である。(日本統治は欧州統治と異なり決してやらずぼったくりだったわけではない。)そして、日本が衝撃を与えることで、アジア諸国は独立を達成したのである。

    だから、日本の戦争には、アジア諸国に迷惑をかけたと、アジア諸国を開放したとの、程度の差はあれ両面の側面がある。思うに、そのどちらの立場を取ろうと、「他国と共存共栄を図ろう」という志向が根本にある限り大きな問題ないと思う。

    私が恐れるのはそこではない。近年のネットには現実主義の名で、侵略戦争を肯定するかのような言説が蔓延しているという点である。彼らは国益にかない軍事的に可能ならば、侵略戦争への参加又はそれを遂行する他国への支援を現実的だと主張するのである。いかに国益にかなおうと、これからの日本は絶対に主体的な人殺しをしてはいけない。日本はそこから出発すべきなのである。

         2016年4月7日11:54 PM   

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