NGOとNPO:政府でも企業でもない組織

公開日: : テーマ解説

MSF Front Door
by Mark Knobil

私たちの社会には、政府でもない、企業でもない組織が存在します。
NGO(非政府組織:Non-Governmental Organaization)やNPO(非営利組織:Non-Profit Organaization)と呼ばれる組織・集団です。

NGOやNPOといった言葉をニュースや新聞で見たり聞いたりすることはあるかもしれません。
では、実際にどのようなことをする組織なのでしょうか?

今回は、NGO/NPOについてのお話です。

政府と企業の目的と役割

私たちの社会に様々な組織があります。
多くの場合、2つに分類できます。
政府と企業です。
政府とは、区役所や市役所、消防署、警察署といった、要するに公務員が働く場所です。
企業は、言うまでもなく、会社、サラリーマンが働いているところです。

政府や企業といった組織は、社会の問題を解決するために存在します。
例えば、政府は、災害が起き、負傷者が出たという問題に対し、救助するという解決策を行います。
例えば、企業は、パンが欲しいが作るのは難しいという問題に対し、パンを提供するという解決策を出します。

ただ、そのやり方は少し違います。
政府は、私たちの税金によって運営されています。
なので、税金をどう使うかというのに対しては非常に慎重です。
解決する問題は、納税者に対し、説明できるものでなくてはなりませんし、公平・平等なものでなくてはなりません。

企業は、利益を得ることを目的として運営される組織です。
解決する問題は、利益がうまれる問題だけです。

個別の問題に迅速に対応できるNGO/NPO

ただ、政府や企業だけでは解決できない、あるいは対応が遅れてしまう問題が社会には残ってしまいます。
そこで、NGOやNPOがでてくるのです。

問題意識を持った人たちが自発的に集まって、利益を求めずに活動する団体をNGO/NPOと呼びます。
NGOは国境を越えた国際的な取り組みを示すことが多く、NPOは国内の活動を示すことが多いです。

任意に集まってつくる団体ですから、スピードが速いです。
何かに問題意識を強く持った人たちが、だれの承認も得ずにやれればやればいいのです。

ただ、個人でなんでもできるほどの資金を持っている人は少ないので、多くの場合、企業や個人からの寄付を募ったり、政府から補助金を貰ったりして、活動をしています。

最も有名なNGO/NPOの1つとして挙げられるのが国境なき医師団です。
国境なき医師団は、医師や看護師が参加しており、紛争地域など医療が十分に行き届かない地域に、医療を届けています。

現在は、シリアやイラク、中央アフリカなどで活動しており、多くの人々を救い、国際的な認知度も高い団体です。

日本ではなじみの薄い組織形態ですが、世界では、NGO/NPOは社会の中で政府と企業の溝を埋める組織として注目されているのです。

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