北方領土問題:日本の主張とロシアの主張

公開日: : 最終更新日:2014/02/10 ロシア

Cruising around Chirpoy in the Kurils, Russian Far East
by Austronesian Expeditions

ロシアは、日本の隣国であり、大国でもあります。
しかしながら、日本との関係は深いとは必ずしも言えません。

その要因の1つが、日本で北方領土問題と呼ばれる領土問題です。

今回は、この北方領土問題について、日本の主張とロシアの主張を見ていきます。

日本とロシアの戦争:第二次世界大戦

日本は、約70年前、戦争をしていました。
第二次世界大戦です。
主に、日本はアメリカと中国と戦っていました。

ロシアも日本の同盟国であったドイツと戦っていました。
ドイツが破れると、日本側の国は、日本だけとなりました。

こうして、日本の敗戦目前に、ロシアは日本に攻め込んできました。

このことが今日の北方領土問題のきっかけとなります。

ロシアの主張:戦利品としての北方領土

ロシア側の主張は、第二次世界大戦に勝ったことで、北方領土を含む領土を得た、というものです。

日本は、第二次世界大戦後の1951年、サンフランシスコ平和条約という取り決めを結びました。
条約とは、国と国との約束です。
この中で、日本は千島列島を放棄する、と言ったのです。

この千島列島というのがどこを指すのか、というのが1つの論点になっています。
ロシア側は、北方領土を含むものとして解釈される、としています。

つまり、ロシアは日本との戦争の結果、北方領土を得た、と言っているです。
ロシアも多大なる犠牲を払って、戦争を行いました。
国民感情的にも、犠牲を払って得た領土を手放したくない、という思いは強いです。

日本の主張:日本固有の領土

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外務省のホームページより。択捉島、国後島、色丹島、歯舞諸島群というのが、北方領土

一方、日本側は、千島列島とは、北方領土以北の島々を表すとしているのです。
ただ、日本政府もかつて千島列島に、北方領土を含めた意味で使っていると考えられる条約などもあり、突然、千島列島の定義を変えた、と批判されます。

しかしながら、サンフランシスコ平和条約は、アメリカや中国などと日本は結んだものの、ロシアとは結んでいなかったのです。
当時、ロシアは、アメリカなどとの政治的対立から結ばなかったのです。
このことから、日本側は、サンフランシスコ平和条約をもとにロシアが北方領土の領有権を主張するのは間違い、としています。

さらに、千島列島における日本とロシアの国境が初めて決まった時、北方領土は日本の領土とされており(1855年日露和親条約)、実際、多くの日本人が住んでいました。
このことを理由に、北方領土は日本の固有の領土である、と主張しているのです。

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