日本はどのように国際的平和を守るのか?:PKO(国際連合平和維持活動)とは?

公開日: : 日本と世界

UN Forces Secure Port-au-Prince Bank
by United Nations Photo

社会は非情です。
今も世界の複数の場所で、人が殺されたり、傷つけられたりしています。

日本に住んでいると、そんな悲惨な地域の人のことは全く考えないかもしれません。
しかし、存在するのです。
そこらじゅうで殺し合いが行われる場所が。

私たちは、そういった人たちに対し、何をすべきなのでしょう?
今回は、PKO(国際連合平和維持活動)に関するお話です。

PKO(国際連合平和維持活動)とは?

現在、ほとんど全ての国家は国際連合(略して、国連)という組織に属しています。
国連という組織は、国際的な平和を守るという目的で活動しています。

そして、国連は平和を守る活動の一環として、PKO(Peacekeeping Operations:国際連合平和維持活動)という活動をしています。

PKOは、戦争の終結を確実なものにすることから始まりました。
国と国とが戦争すると、最終的にはどっちかが負けるか、交渉するかで、停戦することになります。
そこで、国連は戦争している国々に対し休戦を求め、そして、停戦を約束した場合には、本当に両国の軍が引き揚げられるか監視するのです。

次第に、国と国とが戦争することよりも、国内で宗教対立などによって現在政権を取っている体制派と反体制派が争い、戦争になる(内戦)ことが多くなっていきました。そこで、PKOとして、その国の警察の役割を担ったり、選挙が公平に行われるようにする、といったことが行われるようになってきました。

国際的な平和を守ろうとしない日本

PKOというのは、その名の通り、国際的な平和を守る活動です。
しかし、日本は最近までPKOを行いませんでした。

というのも、日本と離れた地域で起きた出来事に対して日本人が関心が低くかったからです。

さらに言えば、日本はかつて戦争を引き起こしました。
そのため、法律の中でも最も重要な憲法の第9条に、武力を絶対に用いません、と書いてあります。
PKOが行われる地域はもちろん戦闘が行われる可能性もありますから、憲法に違反する可能性があったのです。

国際貢献を求められる日本

しかしながら、日本はPKOに参加するようになりました。

きっかけは、湾岸戦争と呼ばれる中東地域での戦争です。
イラクという国が、クウェートという国を侵略したことで起きた戦争です。

このとき、アメリカをはじめとして多くの国が多国籍軍としてイラクと戦いました。
日本もお金を出して応援しました。
しかし、結果として、お金でなんでも解決すると国際社会に思われ、さらにはクウェートが応援してくれた各国に感謝の記事を書いた時、日本はのせられなかったのです。

こうしたことがあり、日本も人を出して国際平和に勤めなければ、という風潮が高まり、PKOを可能にする法律が制定されました。
ここでは、憲法第9条に違反しないように、相手から攻撃されなければ、武力を用いてはならない、という条件が課されました。
そのため、日本の自衛隊は、比較的安全な場所に配置されます。

そして、現在、日本は南スーダンというアフリカの国でPKO活動をしています。

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