個人情報保護法とビッグデータ

公開日: : 最終更新日:2014/07/23 テーマ解説

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by Gonzalo Díaz Fornaro

あなたの氏名や住所が流出したとしたら、いい思いはしないでしょう。

しかし、なんでもかんでも規制してしまえばいいのかといえば、それはそれで窮屈な社会になってしまいます。

現在、個人を特定できる情報は個人情報保護法という法律によって守られています。

では、個人情報保護法とはそもそもどういったものなのでしょうか。
そして、個人情報と社会の効率性をどう調整すればいいのでしょうか。
今回は、個人情報保護法についてのお話です。

コンピューターの普及によって産まれた個人情報保護法

個人情報というものがこれほどまでに重要視されるようになったのは、比較的最近のことです。

特に個人情報が問題になったきっかけは、コンピューターの普及です。
今までは、精々紙に書いて渡すくらいしかできませんでした。
しかし、コンピューターの出現によって、大量の氏名・住所などを容易に持ち出し、複製することが可能になりました。

このようなことから、個人情報を保護する必要がうまれてきたのです。

個人情報保護法とは?

では、個人情報保護法とは具体的にはどのようなものなのでしょうか?

個人情報保護法を個人として見た時、おおきく2つのポイントがあります。

1.利用目的を教えてもらえる
 個人情報保護法では、個人を特定する情報を得る場合に、どういった目的で収集するか知らせる義務があります。
そして、同意なしでは利用目的以外で情報を使うことはできません。

2.自分の個人情報を開示したり、訂正をしたり、利用停止を求めたりできる
 もし、一旦渡した個人情報をもう使ってほしくないと思い、その由を伝えられたら、個人情報をもっている人は、素早く対応しなくてはならないとされています。

他にも細かな規定があるのですが、個人として重要な点は上記の2つでしょう。
もしも、違反すれば、その人には罰則が科されます。

情報の活用、ビッグデータ

ただ、個人情報の保護を重視しすぎると、逆に社会が非効率になってしまう、という懸念もあります。

近年話題になっているのが、ビッグデータという言葉です。
ビッグデータとは、交通量などの大量のデータを統計的に処理することで未来の予測をしたりしようというものです。

例えば、端にセンサーを付けて、振動やひずみなどを毎秒計測します。
その結果をもとに、そろそろ橋の検査・修復が必要だな、という時期を割り出すのです。
このことによって、致命的な状態になってからの大規模工事が必要なくなります。

ビッグデータが個人情報の保護とどのような関係があるの?と思う方もいるかもしれません。
しかし、個人情報の保護とビッグデータがぶつかることがあるんです。

例えば、JR東日本がICカードSuicaの購入履歴や通過した駅、性別年代などの情報を、もちろん個人が特定できない形でですが、日立製作所に販売するということが大問題になったことがありました。
多くの人たちから気持ち悪いなどとの批判を受けました。
JR東日本側の言い分としては、それぞれの駅の特性に合わせた情報が発信されることで、駅の周辺が活性化するということでした。

確かに、社会の無駄をなくすという意味で、どんどんとビックデータを活用することは悪いことではないしょう。
これが個人データだなんだと一つ一つ確認していては、とても効率が悪いです。
社会全体にとっても、無駄が多くうまれ、よくないことなのかもしれません。

しかし、一方で、個人情報を知らないところで受け渡される怖さもあります。

あなたは、この個人情報の保護についてどう思われますか?

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