下火となったシェールガス革命

公開日: : テーマ解説

Factory
by mrhayata

エネルギーは現代を生きる私たちにとって必要不可欠なものです。
電気なしの生活なんて今の人たちには信じられないでしょう。

エネルギーをどう得るか、ということは今の人類にとって最重要の課題の一つです。
世界中で様々な研究がおこなわれ、実用化を目指しています。

いま、うまくいきそうだととても話題になったシェールガスが苦境に立たされています。
今回は、シェールガス革命、そして現在についてのお話です。

そもそもシェールガスとは?

シェールガスというのは、頁岩という層に存在する天然ガスのことを言います。
身近なところで言えば、ガスコンロに使われるガス(都市ガス)などに天然ガスは使われています。
それ以外にも、火力発電にも使われます。

古くからシェールガスの存在自体は知られていたのですが、採掘が難しくお金がかかることからあまり取られることはありませんでした。
しかし、技術の進歩によってあまりお金をかけずにシェールガスを利用できるようになりました。
ただし、現在のところ高度な技術のためアメリカをはじめとした一部の国しかシェールガスを効率的に採掘することはできません。

アメリカで話題のシェールガス革命

このシェールガスは特にアメリカで注目を集めました。
というのも、アメリカに膨大にシェールガスが存在し、エネルギーの自給、ひいては輸出までできるのでは、と期待が高まったからです。

エネルギーの自給をすることに意味があるの?他の国から変えばすむことなのでは?と思われる方もいるかもしれません。
他の国からエネルギーを買っていると、例えば輸入元の国が戦争になった時に国民生活が大きく脅かされてしまいます。
このようなことからエネルギーはできる限り自給したいと考えるのは普通のことです。

ちなみに、日本は現在実用可能なエネルギーはほとんど算出しないので、色々な国からエネルギー源を輸入することでリスクを減らそうとしています。

環境への悪影響、原油安

ただ、シェールガスの採掘も順風満帆というわけではなさそうです。

まず、環境への影響が懸念されています。
シェールガスを採掘するには、穴を掘った後に化学物質を含む大量の水を流し込む必要があります。
この水が地下水に入り込むなどし、汚染の原因となってしまうのです。

また、最近の原油安も大きく影響しています。
低コストで採掘できるようになったといっても、エネルギー源としては原油を採掘するほうがコストがかかりません。
シェールガスが一気に広まったことや、サウジアラビアの石油増産などによって、原油価格が下落してしまいました。

結果として、倒産する企業もでてしまっており、先行きは曇ってきています。

一時は、エネルギー構造を大きく変えると言われたシェールガス。 今後どうなっていくのか、注目されます。

関連記事

  • 2015/01/13 サイト名を「わかるニュース」に変更しました。

    2014/08/25 本サイトの記事が、日本語の教科書として使用されました。(Monty's Bridge to Tomorrow (モンティの明日への架け橋)のユニット8 (Unit 8 Energy)の11ページから13ページ)

    2014/01/13 サイトリニューアルを行いました。

  •  Author:あきひろ
     最新ニュースの中から話題のニュースを選び、できる限りわかりやすく解説していきます。「ここがわからない!」という点がありましたら、メールください!
     メールアドレスは、ak89newsあgmail.comです。(あを@に変えてください!)

PAGE TOP ↑